ネイティブと会話をしているとき、メールをしているとき、電話をしているときにたびたび使う「ちょっと待って」。
日常生活で使う頻度がとても多いフレーズです。
みなさんは「ちょっと待って」という表現を何個知っているでしょうか。
同じ「ちょっと待って」という意味でも、少し考える時間がほしいとき、その場で少しだけ待ってほしいときなどシチュエーション別に分けるフレーズもあります。
この記事では、私が実際にカナダで生活していて日頃耳にするネイティブが使っている「ちょっと待って」を意味する英語表現をみなさんに紹介します。
Contents
カジュアルな場面で使える「ちょっと待って」の言い方
wait a second
この表現は私のカナダ人の夫が一番多く使います。
「そんな時間かからないから、数秒待ってね」と言いたいときに使います。
秒なので、目安は1分以内です。
とはいえそんな細かいことは彼らは気にしていません。
そのあたりはあまり深く考えなくてOKです。
今その場で少しだけ待ってほしいときに使うことができます。
A:Can you do me a favor?
(お願いしたいことがあるんだけど。)
B:Wait a second.
(ちょっと待って。)
ちなみに人によってはsecondをsecと訳していう人もいます。
カタカナで現すと「セック」という発音です。
覚えておきましょう。
wait a minute
Minuteは分なので、1分以上かかると思われるときに使います。
細かい決まりはありませんが、一般的に言われている目安は5分以内です。
こちらのフレーズも今少し待っていてほしいというシチュエーションで使います。
A:Can you bring me a coffee?
(コーヒー持ってきてくれない?)
B:Wait a minute.
(ちょっと待って。)
give me a second.
上記2つと使い方は同じです。
「私にちょっと時間ちょうだい!」という意味ですね。
A:Can you hele me?
(ちょっと手伝ってほしいんだけど?)
B:I’m reading book.Give me a second.
(今本を読んでるの。ちょっと待ってて。)
wait
言い方によってはとてもきつく聞こえますし、親しい間柄でしか使わない方がいいと思います。
外を歩いていると親が子供に「Wait!」と言っているのもよく聞きますね。
外を歩いていて相手が先に行ってしまったとき、立ち止まってほしいシチュエーションのときはとっさに「wait!」を使うという感じです。
A:Let’s go back to home!
(家に帰ろう!)
B:Wait! I want to drop by a Supermarket.
(待って!スーパーに寄りたい!)
Let me think about it
ちょっと時間がほしいとき、それについて考える時間がほしいときに「考えさせてほしいからちょっと待って」という意味で使うことができます。
今すぐに答えを出すことができないときに使える便利なフレーズです。
A:Why don’t we go to travel abroad this summer?
(今年の夏海外旅行に行かない?)
B:Let me think about it.
(ちょっと考えさせて!)
I’ll be back
電話がかかってきたときやお手洗いなどでその場を少し立ち去るときなど「すぐ戻るからちょっと待って」と言いたいときに使います。
自分がその場を去るときにだけ使えます。
A:I just got a call! I’ll be back.
(今電話がかかってきた!すぐ戻るから待ってね。)
B:No problem.
(問題ないよ!)
wait a moment
少しきつく聞こえる表現になるので、親しい間柄で使うことが多いです。
もしこのフレーズを使う場合は、wait a momentのあとにPleaseを付けると表現が柔らかくなっていいと思います。
A:I have to back to home.
(家に帰らなくちゃ。)
B:Wait a moment, please.
(ちょっと待って!)
Hold on
「その場を動かずに待ってて」という意味合いで、電話しているときによく使われます。
もちろん電話でない日常場面で使っても大丈夫ですが、あまり頻繁にはネイティブは使っていないなと感じます。
電話で相手に少し待っててほしいときに使うと覚えてしまいましょう。
A:I need a pen and paper. Hold on,please.
(紙とペンがいる。ちょっと待ってて。)
B:Sure.
(もちろんだよ。)
ビジネスのシーンで使える「ちょっと待って」の丁寧な言い方
Just a moment
ビジネスシーンでよく使われている丁寧な「お待ちください。」です。
文末にPleaseを付けてさらに丁寧に表現するといいでしょう。
A:I have a reservation under Suzuki.
(予約をしている鈴木です。)
B:Just a moment, Please.
(少々お待ちください。)
I’ll be right with you.
レストランや服屋などの接客シーン、また来客の対応中に少し席を外す必要があるときなどすぐに戻りますと伝えたいときに使います。
A:Can I try it on?
(これ試着してもいいですか?)
B:I’ll be right with you.
(すぐに対応しますので少々お待ちください。)
Could you~
Pleaseを付けることで、丁寧な言い方になりますし失礼に当たることはないので特に問題はありません。
ですが、それよりさらに丁寧に表現したいときは、Could you~の文章を使って伝えるといいでしょう。
Could you~を使うことで「~していただけますか?」という疑問文になり、相手の意見を尊重する形になります。
・Could you just a moment,please?
・Could you wait for a moment,please?
(少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?)
まとめ
この記事では「ちょっと待って」と表現したいときに使えるフレーズを紹介しました。
どの表現も知っていると便利なものなので、ぜひ覚えてみてください。
また、待ってもらった後に使うことができる「Thank you for waiting」というフレーズも合わせて使えるようにしてみてください。
「Thank you for waiting」は「待っててくれてありがとう」という意味になります。
ほんの数秒、数分であればこのフレーズは言いませんが、少し待たせてしまったなと思ったときは相手に伝えるとお互い気持ちがいいと思います。