英語を学んでいるみなさんは普段実際にネイティブの人と会話をする機会はありますか?
英会話に通っている人、独学でテキストを使って学んでいる人、留学をして現地で学ぶ人など、英語を学ぶ方法はたくさんありますが、実際にネイティブと会話する機会がある人は少ないのではないかなと思います。
ネイティブと会話したことがある人は分かると思いますが、雑談はテキストで学んでいない言葉や言い回しが本当にたくさん出てくるんです。
そのひとつが「スラング」です。
今回は数多くあるスラングの中から、「もちろん」を意味する言葉を紹介していきたいと思います。
Sureやof courseはもちろんネイティブも頻繁に使っています。
この2つはカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも使うことができますのでとても便利です。
ではその他にスラングとしてどんな英語が使われているのか見ていきましょう。
totally
totallyは、「まったく」、「総合的に」という意味合いで使われます。
日本語でもトータルと言ったりするので聞いたことがある方も多いかもしれません。
日本人にも覚えやすい単語ですよね。
これがスラングになると「そうだね!」「その通りだね!」など相手が言ったことに対して賛同する意味合いを持ちます。
また、もちろんだけではなくもうひとつスラングとして「とても」「すごく」という意味があります。
Do you want to come to my house?(私の家に来たい?)
Totally!(もちろん!)
He is very nice,isn’t it?(彼すごく素敵だよね?)
Totally!(すごく素敵!)
Why not?
これは実際に頻繁に聞きます。
直訳すると「なんでダメなの?」という意味になりますね。
「なんでダメなの?」=「ダメな理由なんてないよ!」「もちろんいいに決まってるよ!」ということです。
便利な言葉なのでぜひ覚えておきましょう。
Can you give me a ride?(乗せていってくれる?)
Why not?(もちろん!)
absolutely.
これは私も現地ですごく使っている言葉です。
意味は、「絶対的に」。
Yesの意味合いがとても強くなります。
「もちろん」という使い方だけでなく、相手が言った言葉に対して「本当その通り!同感だよ!」と肯定したいときにも頻繁に使います。
Absolutelyだけで使ってもいいですし、「Yes, Absolutely.」と答えてもOKです。
この場合は「もちろんいいよ」という意味になります。
Do you want to have supper with me tonight?(今夜私と一緒に夕飯食べない?)
Absolutely!(もちろんだよ!)
You bet.
betという単語の意味を知っている人は多いと思います。
お金などを「賭ける」という意味です。
でもこれがスラングになると、「もちろん」という意味合いに変わります。
これは意味を知らないと相手はいったい何て返事をしたんだ?!と頭が混乱してしまうかもしれません。
ちなみにこのYou betはアメリカで多く使われている言葉です。
私が住んでいるカナダではあまり聞いたことがありませんし、カナダ人の夫も使いません。
でもアメリカ人の友人はよく使っているので覚えておくといいですよ。
ちなみに、You betではなくI betと言ってしまうと「その通りだね」、「確かにね」という意味になります。
まったく別なので、You betと間違えないように気を付けてくださいね。
Why don’t we go shopping?(買い物行かない?)
You bet!(もちろん)
definitely.
意味は「確実に」「絶対に」です。
この英語でも「もちろんだよ!」という意味で返答することができます。
この単語も結構強いYesの意味を持つので、「確実に100%OKだよ!」という時だけ使いましょう。
Can I try this on?(試着してもいいですか?)
Definitely.(もちろんですよ。)
no problem
日本でも英語の授業で学んだので誰もが知っているのではないでしょうか。
「問題ないよ!」と覚えている人が多いと思います。
この単語も「もちろん!」という意味で普段使われています。
「問題ない」=「もちろんOK」という意味になります。
Can you buy something to drink?(飲み物買ってきてくれる?)
No problem.(もちろん。)
duh
何て発音するか分かりますか?
これは”ダー”と読みます。
ダーってなんだ?!と思った人が多いですよね。
私も最初に聞いたときさっぱり分かりませんでした。
この英語には「当然でしょう!」といった意味合いがあり、結構上から目線に聞こえたり言い方によってはバカにしていると受け取られてしまう可能性があります。
かなりフランクな言葉なので仲のいい友達同士だけで使います。
フォーマルな場面、知り合い程度の関係で使うのは絶対にやめましょう。
How about a drink?(飲みに行かない?)
Duh!(もちろん!)
sure thing.
みなさんもご存知のsure。
これにthingをつけて「sure thing」というと「もちろん」という意味になります。
これは主にアメリカで若い人たちが使っています。
多くのネイティブがsureを使っています。
Sure thingを使うときは友達間のみで使うようにしましょう。
Do you want to go out with me?(私と出かけない?)
Sure thing.(もちろん。)
まとめ
今回は私が現地で実際に聞いたり使ったりする「もちろん」という意味のスラングを紹介しました。
皆さんが知っている単語はありましたか?
私が日本で英語を学び始めて英会話教室に行った時、英語を学ぶ目的を聞かれて「外国人の方と雑談がしたい」と答えました。
すると、「雑談は英語の中で一番難しいんですよ。」と言われました。
その理由は「ビジネス英語は言い回しや使う表現を覚えてしまえば割とすぐに使いこなせるようになるけれど、雑談は教材が存在しない。どんな言葉を相手が使ってくるか分からないから予想ができない」と言われたんですね。
確かにその通りで、英語は世界中の人が使っています。
その人によって言い回しや使う英語が違ったり、英語圏でもその国によって使ったり使わなかったりする単語もたくさんあります。
こういったスラングも教材には絶対に載っていないですし、自ら学んでいくしかありません。
全て覚えようと思わずに、これなら覚えられそうだというスラングがあったら1つでもいいのでぜひ覚えて自分のものにしてみてくださいね。